不登校となった子供達を支援する仕事には、どういうものがあるの?

子供が不登校やひきこもりになって悩んでいる家族が増えています。
本人が辛いのは当然ですが、親御さんも相当悩んでいますが、すぐに解決できるような簡単な問題ではなく、
長期に亘っても解決できない場合もあります。

 

統計によりますと、不登校の生徒数は、小学校の児童で約2万人、中学校の生徒で約9万人、高校の生徒で
約6万人前後でここ5年間推移しています。

 

中学校の生徒数が一番多いですが、中学校で不登校となった生徒さんが高校に進学しなかったのが要因と
推測されます。

 

不登校となった原因として、各要因があります。

 

・小学生:情緒的混乱等本人の問題が約54%、次に多いのが親子関係による家庭生活の約23%が占めています。

 

・中学生:無気力が一番の原因となっているのが特長の本人の問題ですが、59%と増えています
     また家庭よりも、友人関係をめぐる学校生活24%起因するものが小学校より増えてきます。

 

・高校生:家庭よりも本人の問題に起因することで不登校が増えています(64%)。
     あそび・非行の割合が中学生よりも急激に増えています。

 

さて、不登校になってしまった子供達を支援するために、次のようなサポート体制が現在あります。

 

<組織>

 

@不登校支援センター

 

 不登校、ひきこもりの支援を行う一般社団法人で、全国に7箇所あります(東京、横浜、
 大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台)。
 不登校のお子さんや親御さんの悩みを聞くだけでなく、心理検査を活用して、現状を把握し、
 学校への復帰をサポートしてくれます。

 

ANPO法人主催

 

 公的機関ではないながらも、全国にたくさんのNPO法人があり支援を行っています。
 支援内容はNPO法人ごとに異なりますので、お子さんの状況に見合ったところに相談するのが
 よいでしょう。

 

B大学の地域連携プロジェクト

 

 珍しいケースですが、東京国際大学と川越市教育委員会が連携して実施している事業で、
 ボランティア学生によって家庭訪問などの取り組みが行われています。
 比較的年齢の近い大学生がお相手なので、子供さんが話をしやすいというメリットが
 あります。

 

<スクール制>

 

Cフリースクール

 

 文部科学省に定められた学校とは異なり、不登校の子供達に集団生活のチャンスを設けることによって
 社会復帰できるようにしたのがフリースクールです。スタッフ数が10人未満から100以上の大規模のところまで
 いろいろあり、お子さんに合った施設を選べるようになっています。

 

D通信制高校

 

 自宅学習で勉強を進められるのが通信制高校のメリットです。中学校3年間不登校だった場合、
 全日制高校に通学するようになっても、入学後、問題なく登校できるとは限りません。
 その場合、通信制高校を活用することによって高校卒業を目指すのも一案でしょう。
 但し、月に数回程度スクーリングと呼ばれる面接指導があります。

 

E定時制高校

 

 昼間は就業しているため、夜間にしか勉強出来ない生徒を集めて授業を行っているのが定時制高校ですが、
 最近では全日制の高校に通うのが困難な不登校に近い生徒さんが増えているそうです。

 

 

学校の教員免許や臨床心理士の資格があれば、いずれの機関でも対応できるようですが、必ずしも必須では
ありません。

 

不登校経験者による支援の方が困っているお子さんの気持ちを理解しやすい面もあることから、そういった方を
採用するところもあるようです。

 

(まとめ)
お子さんが不登校になってしまって、本人はもちろん、心配されている親御さんも多いかと思います。
小学校から高校まで不登校になった子供さんは毎年17〜18万人もいるとの統計もあり、社会問題になっています。
組織的、スクール制によって全国に様々な支援団体がありますので、不登校支援の仕事内容も多岐に渡ります。
最近では『不登校訪問専門員』、『ひきこもり支援相談士』といった資格も生まれてきており、これらの資格を取得することで不登校支援の仕事ができる可能性も高くなることが考えられます。不登校のお子さんを抱えている保護者さん自身がこれらの資格を取得することでお子さんの気持ちに寄り添う事が可能になるかもしれないのでどんな資格なのか確認してみてはいかがでしょう。